- 水澤都加佐
心という入れ物
更新日:2019年8月30日
心という入れ物は、無形なもの 外からは見えないもの でも、あの人は、心の広い人、とか 逆に、あの人は、心が狭い人ね、などという
心という入れ物は、誰でもみんな持っていて 本当はサイズもそれほど違うものではない ちょうどエレベーターのように 人が大勢乗っていれば 警報装置が働いて 大人も子どもも乗れなくなってしまう
心の広い人は ネガティブな荷物は少なく 心の狭い人は ネガティブな荷物をたくさん抱えている 怒り、悲しみ、自己否定感、無力感、寂しさ、みすてられ不安、 そして罪悪感
余計な荷物をおろしさえすれば 優しくなれ、許せて、話が聞けて、手を差し伸べられる 荷おろしは、誰かに自分の荷物の話をするだけ 聞く人は、聞いてあげるだけでいい 言いくるめたり、説得したり、強く生きなさいとか、 もっと大変な人がいるのよ、などと言わないで。
水澤都加佐 イラスト t ・アイランド
